ブロンズ像とはどういうものなのか、詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか。
ブロンズ像は銅像と異なるものなのか、どのような歴史があるのか、素材は何を使用しているのかなど、その詳細をご紹介していきます。ブロンズ像建立をご検討中の方は、ぜひ参考にしていただければと思います。
銅像とブロンズ像は同じもの?その名称について
銅像とブロンズ像は、一般的に同じものを指す言葉です。しかし、厳密にいうと名称の由来による違いがあります。
銅像とはその名の通り「銅を原料に作られた像」のことです。しかし、実際の銅像は銅だけで作られているわけではありません。銅像の素材は銅を主体とした合金で、錫(すず)などが混ざっているのです。そして、この合金のことを「ブロンズ」と呼びます。
名称の違いから見ると銅とブロンズは別物のため、銅像とブロンズ像は別物ということになります。しかし、実際に銅だけで作られた銅像は存在しないため、銅像とブロンズ像を呼び分ける必要はないのです。
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ブロンズ像の歴史
ブロンズ像は古くから世界中で作られてきました。銅に比べて強度があり加工もしやすいブロンズは、斧や剣といった道具、壺などの保存用容器として使われていました。その後、人物や動物のブロンズ像など、芸術作品にも使われるようになったのです。
ブロンズの耐久性は非常に高く、過去の歴史を見ても、戦争などで故意に破壊されない限り、ほぼ永久的にその姿を残せます。
古代の作品を現代でも見ることが出来ることからもわかると思います。
ブロンズ像の起源をたどると、初期のメソポタミア文明であるシュメール文明で作られたといわれています。場所は紀元前3000年頃の現在のイラク(チグリス・ユーフラテス川周辺)です。
銅や錫の産地であったイラン高原から原料を採掘し、ブロンズ像は鋳造されます。この頃のブロンズ像は、地域によって銅や錫の混合比が異なることが特徴です。
ブロンズは壊れにくく劣化もしにくいため、鋳造技術や彫刻技術が進歩した今でも屋外に設置される像などに広く用いられています。
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銅像とブロンズ像は厳密には違いがありますが、一般的には同じものを指しています。
ブロンズ像は、世界中で昔から作られてきた歴史ある鋳造物です。
ブロンズは、古代ギリシャ時代のブロンズ像が現存していることが示すように、その耐久性の高さから、現代でも屋外に設置されて、広く用いられています。
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